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コロナ禍で新時代に突入した医療、ヘルスケア産業の未来を探る。 徹底したDXによって、年単位だったワクチン開発のスピードを飛躍的に高めたモデルナ。 その本質は、既存のビジネスを破壊・刷新するデジタル製薬企業だ。 開発したmRNAワクチンは、ソフトウエア的、デジタル的な性格をもっている。 テクノロジー企業分析の第一人者が、知られざるモデルナの革新性を説き、 アップル、アマゾン、アリババなど、ヘルスケア産業のプラットフォーム制覇を狙う企業を分析する。 【著者略歴】 田中道昭(たなか みちあき) 立教大学ビジネススクール教授(担当6科目中、メディカルビジネス論も開講)、元東京医科歯科大学大学院客員講師。テレビ東京WBSコメンテーター。シカゴ大学経営大学院MBA。専門は企業戦略&マーケティング戦略。三菱東京UFJ銀行投資銀行部門調査役、シティバンク資産証券部トランザクター等を歴任し、現在は株式会社マージングポイント代表取締役社長。流通、製造業、サービス業、医療・介護、金融、証券、保険、テクノロジーなど多業種に対するコンサルティング経験をもとに、雑誌やウェブメディアにも執筆中。著者に『アマゾンが描く2022年の世界』(PHPビジネス新書)、『GAFA×BATH』(日本経済新聞出版)、『世界最先端8社の大戦略』(日経BP)などがある。
レビュー(16件)
いま日本に必要なもの
DX企業としてのモデルナ。そしてアマゾン、テスラ、アリババ。まさに日本が周回遅れとなっていることがよくわかります。しかしリーダーが引っ張ればまだまだ追いつける。
バイオ企業の儲けのカラクリ!
まずモデルナが創業10年くらいのベンチャー企業だったのに驚いた。そしてバイオ企業はIT企業と似ているなと感じた。どうりで日本からこの分野で頭ひとつぬけられない、オンライン診療や医療のデジタル化などヘルスケア分野はGAFAも参入してくる分野なのでまた世界から取り残されそうです。