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侍ジャパンの世界一(第2回WBC)、読売巨人軍の日本一を支えた一人のスコアラーがいる。配球、打者の癖、対策への適応方法、外国人の評価ポイントなどプロの視点をすべて公開。野球にかかわる人間は必読の1冊。 <目次> はじめに 序章 残されていたWBCでの大仕事 急遽はじまった、「世界一」への挑戦 代表選手たちに情報をいかに届けるか 決め球のスライダーを打ち金廣鉉を完全攻略 最後の最後に投げかけられた、イチローからの「問い」 等 第1章 職業、スコアラー 先乗りとチーム付きの仕事のちがい スコアラーはどこからなにを見ているのか 春季キャンプは情報収集の場 注意すべき各球場の設備や特性 スコアラーが扱う道具 等 第2章 スコアラーはここを見ている 打者編 打者のタイプは3タイプに分類する 打てるか打てないかは「割り」で8割決まる 初球「ストライク」と「ボール」の大きなちがい 打者の無意識な動作にも情報がある 実力が未知数の打者をどう評価するか 等 第3章 スコアラーはここを見ている バッテリー編 投手攻略における「狙い」の定め方 コントロールがいい投手は「乱れる条件」を探す パワーヒッターに対する「攻めの基本」 「荒れ球投手」でも狙いは定められる 「癖」に鈍感だった球団と敏感だった球団 等 第4章 編成部で生かされたスコアラーの視点 球界初となる査定システムを構築 チームを支える「4本の柱」が若手を育てる 日本の試合球が眠れる素質を開花させる 「長身で手足が長い」外国人投手は成功する 「ボール球を投げろ」を受け入れられるか 等 第5章 元巨人軍スコアラーとして 天才から天才へと引き継がれた「音」 出会い、経験、知恵を授けてくれた巨人軍へ 等 おわりに
レビュー(12件)
読む価値あり
三井さんは、凄く努力されて勉強された方だということが良くわかりました。最近は、野球スクールを開設されていて、将来有望な野球選手の育成ニコ携わっているみたいですね。自分も教わってみたいですね。
着目点が面白い
少し読んでみて、こんなところに目をつけるのかというのが率直な感想です。もっと読んで視野を広げたいと思います。