本書は、学校臨床をはじめさまざまな臨床現場で活動してきた著者が実践的カウンセリングの技術を公開したものである。本書で詳述される「多面的援助アプローチ」とは、面接室内でのカウンセリング(心理療法)だけでなく、クライエントをとりまく生活空間全体に注目して、ネットワーキングと居場所づくり、家庭訪問などの非密室型カウンセリングを駆使し、その人に合った幅広い援助を行おうとするものである。取り上げているテーマは、いじめ、児童虐待、不登校、家庭内暴力・ひきこもり、強迫、境界例など多岐にわたり、実際の事例を交えながら、見立ての基本から効果的な面接、援助のコツがわかりやすく解説されている。
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