自由ってなに? スターリン像を抱きしめた日、私は大人になった。LSE政治理論教授がアルバニアでの少女時代から綴る哲学的自伝。
社会主義下のアルバニア。粛清と困窮にあっても自由への期待に満ちた少女時代は、1990年、抗議行動の高まりで一変する。自由選挙と市場開放に続く構造改革、移民増加、ねずみ講破綻は、その後激しい暴動に発展する。ある世代の希望は別の世代の幻滅となり、家族の秘密が明らかになる。ふたつの世界を往還する20世紀の成長物語。
【原著】Lea Ypi, FREE: Coming of Age at the End of History, Penguin(Allen Lane, UK), 2021
1
1 スターリン
2 ほかのイピ
3 471─簡単な経歴
4 エンヴェルおじさんは永遠にわたしたちのもとを去った
5 コカ・コーラの缶
6 同志マムアゼル
7 日焼け止めクリームの匂い
8 ブリガティスタ
9 アフメトは学位を取った
10 歴史の終わり
2
11 グレーの靴下
12 アテネからの手紙
13 みんな出ていきたがっている
14 競争のゲーム
15 わたしはいつもナイフを持ち歩いていました
16 これもまた市民社会
17 クロコダイル
18 構造改革
19 泣くんじゃありません
20 ヨーロッパのほかの国のように
21 一九九七年
22 哲学者は世界を解釈してきただけだ、重要なのは世界を変えることである
エピローグ
謝辞
訳者あとがき
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