“環境問題”は、人間・他の生物・社会・自然などが互いに影響し合う関係性に、状況を享受したり、排除すべき種々の課題を問題視することである。私たちが暮らす地球は、経済的に豊かになっている反面、各種の好ましくない“悪い環境の問題”を抱えており、その中でも、i) 地球温暖化、気候変動、オゾン層の破壊、海洋汚染などが地球規模の目を背けることができない問題があり、またii) 酸性雨、塩害、砂漠化、森林破壊、土壌汚染、水質汚染、水資源の危機など地域的な問題、さらにiii) 有害物質による汚染などのように対応に極めて緊急性を要する問題、iv) 自然災害や騒音問題などの日常の生活を脅かす問題などがある。これらに対処するには、それらの危惧に対する社会的な認知があって、問題視されていることが必要である。また、その対応には、解決の技術力と経済的な負担が伴い、今のところ、ある種の倫理感をもって対策に力を注いではいても、その判断基準や対応プロセスが必ずしも確立されていないものも存在する。このような“悪い環境”から脱出して、人間や生物、自然の様相・現象・景観などを守ろうとする動きは活発に行われているが、完全な解決に至ったとは言えない多くの課題が残されている。特に、地球規模の問題はその生起要因と対策の効果が完全には把握されていなかったり、対応する各国への影響の度合いが異なったり、それに加えて各国の経済事情が異なることにより、対応する熱意に大きな差が生じている。一方、環境からの防護や保全やだけでなく、現状より更に好ましい環境を創生するべく心理的・技術的な工夫により“好ましい環境”へ推進することには意義がある。この種の問題としては、人が居住・作業する空間における視覚や聴覚環境などを豊かにし、快適な温熱環境を維持し、さらに安全性の確保を求めた機能的な設計やシステムの構築することなどが挙げられる。この本では、以上述べた”悪い環境“・”好ましい環境“”の問題についての倫理感や、心理状態と含めた対応・対策、既に定められている規制などについて説明している。
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