西田幾多郎、マルクス主義、横光利一、京都学派、ベルクソン等、同時代思想との比較検討を主軸に、その代表的な批評の相対化を試みる。
昭和の文学史、思想史の中で小林秀雄の批評は何を齎したのか、その価値の正負を冷静に称量することによって採るべきものと捨てるべきものとを選り分ける段階にすでに来ていると思われる。(「はしがき」より)
はしがき/第一章 大正期の問題圏のなかで/第二章 文学者たる「宿命」の自得へ/第三章 批評家としての出発/第四章 同時代の思想、文学に対して/第五章 論争のなかで/第六章 ドストエフスキー論/第七章 歴史論ー京都学派との共振/第八章 社会時評から古典論へ/第九章 戦後の社会時評/第十章 『近代絵画』/第十一章 未完の『感想』/第十二章 『本居宣長』/あとがき
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