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長年、老年精神医学に携わり、6,000人以上の高齢者を診てきた著者は、いい歳のとり方をする人と、そうでない人がいることを日ごろ実感している。 いい歳のとり方をしている人は、老いを素直に受け入れ、老いの現実にジタバタしたりビクビクしたり、あるいは何かに固執したりすることなく、老いそのものを楽しもうとする。本書では、そうした魅力的な理想の老人を、「品のある老人」「賢い老人」「おもしろい老人」という三つのカテゴリーに分けて解説し、それらを備えていることが「老いの品格」であるとする。 そのようなすてきな老人になるためにはどうすればよいか。著者は、「知識に経験を交えながら議論する」「いつまでも現役の消費者でいる」「墓より金より名前を残す」など、具体的なヒントを提示している。 70代、80代を安心して快活に生きる方法を説く本。老いることに勇気が湧き、老いを楽しみたくなる!
レビュー(12件)
面白い
老いは誰にでも分け隔てなく訪れると判っていても、老を実感すると狼狽えてしまいます。 そんな中、品よく、賢く、面白くという題名にひかれて購入しました。 なる程と思う部分も多々あり、楽しく拝読させていただきました。
93歳の母に購入しました。丁度和田先生がTVに出演しこの本の事を話していたようで、今、楽しそうに読んでいます。母が読み終わったら、私も自分ためにもためにも読もうと思います。
まだ読み終わってませんが、これからの生活の参考になります。