マネジャーであるあなたが変われば、チームや職場が変わる
「組織開発」の理論と手法をベースにした、ミドルマネジャー(グループリーダーやチームリーダー、課長、部長)によるチームや職場の活性化と組織開発、その理論と実践の書。
ミドルマネジャーには、プレイヤーである一般社員とは違った知識やスキル、力量が必要です。プレイヤーである一般社員から、チームや職場のリーダーやマネジャーになるためには、ある種の転換(トランスフォーメーション)的な成長が必要ですが、そのようなマネジャーの成長を支援する研修教育や支援施策が不充分な企業も多いです。マネジャーになるための基礎的な研修として扱われている内容は、人事労務管理、ハラスメント、メンタルヘルス、評価などに関するものの他、チームや職場の活性化や部下のモチベーション向上が役割であることを教えるものが多いようです。しかし、チームや職場の活性化などの役割を担っていることを研修で教えられたからと言って、すぐに効果的に実践できる訳ではありません。
最近は、ワーク・エンゲージメント(仕事に対するポジティブで充実した心理状態)が注目されていますが、従業員が活き活きと働くことが重視されている表われです。本書では、チームや職場における人の側面である、チームや職場の活性化に向けた職場づくりについて、理論と実践方法をわかりやすく解説することを試みました。
「組織開発」とは、効果的で健全な職場や組織にしていくための、理論と手法のまとまりです。本書で「職場づくり」として紹介していく職場の活性化、従業員のモチベーションやワーク・エンゲージメントの向上も、組織開発に含まれます。人や職場の活性化をめざすマネジャーにとって、組織開発は必須の力です。ぜひ、本書を参考にして、人や職場の活性化について学び、実践してみてください。
第1章 マネジャーであるあなたは時代の分岐点にいる
1-1 マネジメントは管理じゃない
1-2 時代によって求められるマネジャー像が変化している
1-3 今の時代のマネジャーは大変
1-4 自分事の範囲が狭まっている
1-5 マネジャーが解決策を判断する問題とそうではない課題
1-6 これからのマネジャーに期待されているのは?
第2章 職場づくりのための基礎知識
2-1 人と人とが関わる際の2つの側面:コンテントとプロセス
2-2 フィードバックは鏡(ジョハリの窓)
2-3 関係性の構築は仲良しをめざすのではない
2-4 職場づくりは関係性の発達の促進
2-5 やりとりの4つのレベル
第3章 部下との1対1の関わり
3-1 伝えること≠コミュニケーション⁉
3-2 質問による関わり
3-3 対話的に伝える関わり
3-4 フィードバックによる関わり
3-5 マネジャーと部下による1on1ミーティング
第4章 チームや職場レベルの関わり
4-1 話し合いや会議での職場づくり
4-2 職場づくりの3ステップ
4-3 強みに焦点づけた対話と未来づくり
第5章 マネジャーの自己成長
5-1 リフレクティブ・マネジャーになる
5-2 うまくいっていることに目を向ける
5-3 自職場以外の場で学ぶ
5-4 テレワークをマネジメントする力を高める
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