「日本的なもの」の解体
小津の作品につきまとう「日本的」という形容詞は、いったいいつ、誰によって、どのような意図で発せられたのか。
作品をめぐる国内外の言説を精査することで、「日本的なもの」の多重性を明らかにし、その核心に迫る。
序章
第1部 「日本的なもの」の形成ーー1920年代後半から1940年代前半まで
第1章 「日本的」映画の成立と小津映画の役割ーー1920年代後半から1935年まで
第2章 「伝統的なもの」から「日本人らしさ」へーー1935年から終戦まで
第2部 戦後の議論ーー敗戦から1963年まで
第3章 「最も日本的な監督」としての定着ーー終戦から1955年代まで
第4章 「古い伝統」の象徴的存在ーー1956年から一1963年まで
第3部 ローカルな議論を越えてーー1970年代から1980年代
第5章 1970年代のアメリカにおける文化論的解釈
第6章 1980年代における「日本的なもの」の転覆
結章
註
参考文献一覧
あとがき
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