幼い頃、ある事故で弟を失った志水由哉は、大学生になった今、素性を隠し、弟の名前『佑哉』を名乗り、俳優として注目を集めていた。華やかな『佑哉』とは対照的に、地味でおとなしい『由哉』。秘密を抱えている由哉は辛いことがあっても口に出せず、誰にも甘えることができず、毎日を寂しく暮らしていた。そんなある日、新しいマネージャー・柘植が由哉の前に現れた。冷たいほどの端整な容貌とは裏腹に、不器用な由哉を思いやり、甘えさせてくれる柘植。気がついたときには、彼に恋をしていた…この気持ちは誰にも知られてはいけないーそう思っていたのに。
レビュー(9件)
椎崎夕さんは、1人で抱え込んでぐるぐるするというような受けを書かれますが、そこが好きなんですけどね。
結構特殊な背景を抱えた主人公。他人に甘えられず、一人で抱えすぎてしまう姿に、じれったくなります。お約束のいじわるな奴も出てくるし、『柘植、早く幸せにしてやって!』と心の中で何度も叫びつつ最後まで読みました。
イラッとするタイプの主人公ですが、まあ不幸な時期をすぎてこれから楽しく生きてください(笑)