一見倫理問題に無縁に見える現代人も直面せざるをえないのは、生命と性の問題だろう。妊娠中絶、安楽死、臓器移植、死刑といった難問に、ギリシア哲学、キリスト教、儒教の徳倫理学を考察し、徳、善、良心、愛を基礎として、読者とともに考えぬく強靱な思索。
はじめに
第1部 物語としての倫理
第1章 「生命」から「いのち」へ
第2章 徳による人格形成
第3章 良心ーー倫理と霊性の邂逅の場
第4章 キリスト教における人間観
第2部 いのちの倫理
第1章 生殖補助医療
第2章 出生前診断
第3章 人工妊娠中絶
第4章 優生思想ーー相模原障害者施設殺傷事件についての一考察
第5章 脳死・臓器移植
第6章 安楽死・尊厳死
第7章 ケアリング
第8章 ホスピス・緩和ケア
第9章 死刑・死刑制度
第三部 性の倫理
第1章 人格としての性
第2章 関係性としての性
第3章 言語としての性
第4章 性と結婚
註
おわりに
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