密教哲学の魅力を、著者は次のように説く。「『世界というものはすばらしい。それは無限の宝を宿している。人はまだよくこの無限の宝を見つけることが出来ない。無限の宝というものは、何よりも、お前自身の中にある。汝自身の中にある、世界の無限の宝を開拓せよ』。そういう世界肯定の思想が密教の思想にあると私は思う。私が真言密教に強く魅かれ、現在も魅かれているのは、そういう思想である」と。
1 空海の二つの面
2 日本のインテリにきらわれた空海
3 空海の再発見
4 空海における密教思想の発展
5 空海の思想形成
6 密教の思想的特徴と全仏教の位置づけ
7 『即身成仏義(そくしんじょうぶつぎ)』
8 『声字実相義(しょうじじつそうぎ)』
9 『吽字義(うんじぎ)』
レビュー(19件)
弘法大師として広く知られている空海ですが、その宗教的思想についてはほどんと理解されてはいないのではないでしょうか?真言宗々祖・空海の思想を梅原猛さんが説き明かします。
空海のお考えを知る
密教について追求しておりましたところ、拝読できたことを大変嬉しく思います。知りたかった事柄がとても分かりやすく、更に掘り下げて理解したいです。早速総本山善通寺(弘法大師御生誕所)等に行って参りました。感謝。
普通の本屋にありませんので、満足しています。