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萩尾望都 本格SF、衝撃の完結巻!! ---きみたちは分水嶺を越えなきゃいけない!! 2033年3月末のある朝、世界が2つに分かれてしまった。 18歳未満の子供達だけが取り残された世界、”AWAY”と、 大人たちのいる世界、”HOME”。 子供だけが残されたAWAYで、中学生の一紀と高校生の大介達は 生きるために懸命だった。 ーーーーそして現れた「白い少年」。 子供達に伝えられた衝撃の「世界の秘密」とはーーー!? 【編集担当からのおすすめ情報】 世界が大人と子供の世界に分かたれるという SFの世界でありながら、作中の子供達が直面する問題は 今を生きる私達が考えなければならないことでもあります。 萩尾望都先生が問う「分水嶺」を我々は越えられるのか。 この本が皆様の考えの一助になれば幸いです。
レビュー(19件)
新しい世界
SFとはいえ現代の問題点がてんこもりで 考えてしまいました 便利すぎる社会で大人になれない大人がさらに問題を大きくしている 現代で、子どもに社会のバトンを渡したらよくなるかもという発想 効率や経済とか以前に人が意識して暮らしたほうがいいこと 価値観の転換は皆が心の中で必要に思っているけど実際には難しい この漫画はそういうことを意識(無意識?)させてくれる文化です
子供と大人の世界に分かれた地球。二つの世界になった理由が明かされますが、終わり方は賛否両論でしょう。世界をひとつに戻すために頑張ろうと決意するところで終わりますが、これを未完とするかこういう終わり方と考えるかは読者次第でしょうね。こういう終わり方は個人的にはありですが、はっきりとした結末が書かれていないので、そういう終わり方が苦手な人には中途半端な話でしょう。
ほんと萩尾さんどうしちゃったの(泣)
後で耳にした処、小松左京の原作も未完なんだそうですが、それにしても、漫画化しようとするなら、漫画作品なりの終わり方を考えて取り組むのが普通では? 萩尾さんともあろう方が、何故この物語を描きたかったの??? どうも福島原発事故以降、萩尾さん御自身の精神が不安定なのではないのかな。その不安定さを作品を多発する事でバランスを取ろうとされていらっしゃるのではないのかな。この、全く収束されない、謎は謎のままの、どたばたしただけの終わり方は昔ながらの萩尾ファンには正に信じられないです。
続きを読みたかった終わり方でした。堪能しました。
面白かった! AWAY-アウェイー 2 萩尾望都
面白かったです! え?その展開?ってとこもあったけど 次がまた、待ち遠しい~~~~~~~~~♪