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西都に残る人たちと別れ、一年ぶりに中央に帰ってきた猫猫たちは、また以前の仕事に戻る。蝗害、西都のお家騒動からようやく離れることができて、平穏な日々が戻ってくるかに思えたがーー。猫猫が帰って来てもまだその友人たちに居候されて困る羅半。上司のげんこつを食らいながら、毎日面白そうなものを探す天祐。面倒くさい客の相手をしながら、どのように技女を引退するか考える女華。弟の恋についてあれこれ画策する麻美。お嬢さまの心境に不安しかない燕燕。言動と心境にずれが生じ、ちぐはぐな行動ばかりしてしまう姚。蝗害の災禍にたった一人立ち向かい、生きて西都に戻った羅半兄。西都でも中央でもそれぞれ違う人生があり、皆が皆、自分なりの悩みを抱えて生きていた。
レビュー(77件)
とにかく面白い。主人公に心の声が聞こえて笑える。
うっすー。漫画の方と注文間違えたかと思いました。
14巻まで発売中
アニメが放送されて、また読みたくなり、購入しました。薬屋の猫猫、謎解きミステリー小説です。現時点、14巻まで発売中です。
コミックより展開が早い気がします。全巻揃わないので、まだ読み始めていませんが、待ち遠しいです。
西都から帰還した登場人物のエピソード集。
13巻は、蝗害後の西都から帰還した登場人物たちのエピソード集になっています。 (1) 蝗害の功労者でありながら、西都に置き去りにされた羅半兄の名前がようやく出てきます。 (2) 雀さんが仕えている主人が判明します。 (3) 猫猫が西都に行っている間に、梅梅を身請けした人物が明らかになります。 (4) 阿多から猫猫に、壬氏に関する事実が告げられます。 (5) 猫猫の雰囲気が変化したことに気付いた女華は言います。 「猫猫、あんたは運がいい。相手がやたらしつこくてねちっこくて諦めが悪い人で、なおかつ・・あんたが根負けしてやるって思った程度にいい人で。」 それを指摘された猫猫は視線を下げて、照れ隠しするのでした。