大ヒット作「金椛国春秋」シリーズに続く気鋭のファンタジー作家の注目作。
「三国志」の時代から続く戦乱の中国、五胡十六国時代。
華北を統一した大秦が衰退するにつれ、中原には戦乱が広がる。
イーグィは若き代王として即位し、相次ぐ内乱を鎮めつつ、
仇敵・劉衛辰を討つ機会をうかがう。
同じ頃、赤麒麟の一角は戦地で仮死状態になった翠鱗を蘇らせる方法を探していた。
中原の人界を旅して聖王候補たちと交わるうちに、
一角は、聖王の条件は何なのか、
霊獣の役割とはどんなものなのか、
天の意図に思いを巡らすようになる。
西王母を訪ねた一角は、自分たち霊獣の生まれてきた意味を問う。〈書下ろし〉
レビュー(3件)
・ビニール密封は不要! 開封が極めて困難。カバーや帯を破いてしまう恐れがある。どうしてもビニール密封をするというなら、開封口を設ける、もめば破けるビニールにする、中身に対してひと回りゆとりを持たせるなどの工夫をすべき。できぬのであれば、即刻辞めるべき! 作品の評価は+4つ星、ただし【ビニール密封は-5つ星】。 ・次代に恨みを残さないために敵一族皆殺し、皇帝生母の政治介入を防ぐ「子貴母死制」(イーグィ生母の政治介入は多々あり成功したが、結果が逆になる可能性もある)は、極端かつ残虐ではあるが、戦略上は一定の合理性があったようにも感じた。 ・翠鱗は未だ仮死状態、西王母が出てきたとはいえ霊獣たちの存在意義も不明確、新たな眷属・双角が加わった。続くのか? 本編は終わりにしても、外伝的なものは書いてほしい。・一角一家の長兄というべき、朱厭が没する、シーランがイーグィのもとを去るなど、物悲しい巻だった。