全篇が患者とともに創った物語で構成されている本書の現代的意味は極めて大きい。まさに「現代版ー看護の基本となるもの」である。
臨床看護学研究所所長/日本赤十字看護大学名誉教授 川嶋みどり
自分たちがなすべきことは何か、本当の看護とは何か、本書で真摯にこの問いに向き合う看護師の探究に出会い、ともに考え、歩みを始めませんか。
日本看護学教育評価機構代表理事/元日本赤十字看護大学学長 高田早苗
動き、語り、一心に患者を見つめる姿が目に浮かぶ。「本当の看護」が立ち上って来る。
国際医療福祉大学大学院教授・成田看護学部長/元国立看護大学校長 井上智子
刊行に寄せて 推薦の言葉
川嶋みどり・高田早苗・井上智子
はじめに
第1部 総論篇 “看護ナラティブ(物語)”から学ぶ臨床の知と技
§1 “看護ナラティブ( 物語)”を紡ぐ意味ー自己の看護実践を内省し記憶に留めるために
§2 看護の自律に向けてー取り巻く課題への確かな視点
§3 患者体験の“物語”-「ナラティブ」が看護学生に教えてくれるもの
第2部 各論篇 患者と看護師の物語ー“看護ナラティブ”の実際
[呼吸]第1話 「息ができるようにしてくれてありがとう」-手と耳と目の看護
[食事]第2話 「生活の中にある看護」-持てる力に働きかけるケア
[排泄]第3話 ICUにトイレ設置ー人間としての尊厳を守る排泄の援助
[身体と姿勢]第4話 「触れる看護」の力ー循環動態の維持に伴って発生する浮腫のケア
[睡眠と休息]第5話 睡眠導入剤の代わりに晩酌ー薬より効く生活習慣
[身体の清潔、身だしなみ、皮膚の保護]第6話 「え〜!? 風呂? ここで?」-人工呼吸器を装着しながらの入浴
[環境上のリスクマネジメント]第7話 看護のアイデンティティーコロナ禍で紡がれる物語/第8話 患者の安全を守るー医療現場と介護現場から見えてくるもの
[コミュニケーション]第9話 “看護師として強くなれた”-自分の考えを他職種と患者・家族に伝える/第10話 家族への関わりー“かかりつけ看護師”のような存在へ/第11話 患者の心からの言葉ー人間としての尊厳を奪わない看護/第12話 治療方針への関わりー1つの歯車ではなく看護師として
[信仰の保持]第13話 生活習慣ー患者・家族の“多様性”
[遊びやレクリエーションへの対応]第14話 禁止を可能へ
[学習や好奇心への対応]第15話 “生老病死”に関わる仕事ー自分らしく生活していける社会へ
[死へのケア]第16話 自然な看取りケアー病院と特別養護老人ホーム/第17話 “平和な死”-最も高度な“看護の知”がもたらすもの
特別篇 新型コロナ重症患者のケアー「熱布バックケア」の力
おわりに
索引
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