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雑用こそ人生の突破口だ。 誰より苦労しても、その苦労を見ている人は1%にも満たない。 それでも“世界のミクニ”は必死に鍋を磨き続けた。 何者かになろうとして、懸命にもがく人たちへーー。 料理界のカリスマ・三國シェフ、感涙の自伝。 37年続いた「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉じ、ぼくは70歳で新たな夢を実現する 北海道・増毛(ましけ)での極貧の幼少期、漁師の父と出掛けた海、“料理の神様”に近づきたくて生やした口髭、地獄の厨房とヨーロッパ修行、30歳での開業とバッシング、ミシュランとの決別ーー。時代の寵児と言われながら、がむしゃらに突っ走ってきたぼくが、一大決心をして「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉店する理由と、ぼくが戦ってきた人生のすべて。 どんな一皿よりもエモーショナル! 世界に冠たる“ミクニ”の料理は、彼の苦悶の日々とパワフルで情熱的な生き様から作られる。 生きるための営みと企み、そして熱狂とはーー。人生の本質が凝縮された1冊。
レビュー(75件)
今の若者に読ませたい
仕事の極意を学ばせてもらえるぐらい。 自分がどれだけ仕事を厳かにしていたか。 小さな仕事をコツコツと続ける事が何よりも大切なんだと。熱意溢れる一冊でした。
料理人の人生が見えてくる一冊
料理に興味がある方も三国シェフに興味がある方も読んで楽しめる一冊。yotubeでお話ししていたエピソードも多数書かれていて面白かったです。
スピード感あり、物語としてとても面白かったです。 この本を読んだ後、土井善晴の自伝的エッセイを読み、その違いがとても面白かったです。
人生とは、いろんな事があるが、工夫次第で成長出来ると感じられる本。勉強になりました。
大変面白く、最後まで興味深く読みました。フランスに30年間住んでいた 娘にも渡したところ、喜んで読んでいました。