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「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」で謎の死を遂げた建築家・中村青司が「島」に建てた十角形の奇妙な館を、大学のミステリー研に所属する七人ーーエラリイ、ルルウ、アガサ、カー、ヴァン、ポウ、オルツィが訪れる。到着した次の日、中央ホールのテーブルに「第一の被害者」「探偵」「殺人犯」……と書かれたプレートが置かれていた。誰かの悪戯だろうと目されていたが、続々と「被害者」が出てしまい、五日目の深夜……十角館は炎に包まれる。 一方、「本土」では、島田と江南が「角島青屋敷 謎の四重殺人事件」の「真相」に辿り着く。しかし、青司の娘であり、海難事故に遭い亡くなってしまったミス研の元メンバー・中村千織の墓を訪れた二人は「あるもの」を見つけ、島田が気付きを得る。そして、江南の元に「合宿に行ったメンバーは全員死亡」の報せが……。 誰が、何故、どうやったのか。そのすべてが明かされる。 第22回日本ミステリー文学大賞受賞の綾辻行人と、美しさの中に影がある絵でイラストレーターとしても活躍する清原紘がタッグを組んで贈る、本格ミステリの金字塔をもとにした「コミックリメイク」、ついに完結!
レビュー(15件)
まさかのあの人が犯人だったなんて。 悲しい事件だった。
綾辻さんの大ファンで、勿論十角館も大好きで、どう表現するのかと気になってました。 1巻から「こう表現したか!」と納得してましたがこうまとめるとは!と驚き。 原作から変更された部分もどれも素晴らしく、理想的なコミカライズでした。
原作未読です。 コミックから入ったのでコミックが完結したら小説を買おうと思っていました。 まさかの犯人、まさかのトリック…何故映像化は不可能と言われているのかやっと解りました。 読み終えてから改めて1巻から読み返しました。 次は小説買って読みます。