新聞、雑誌、書物に掲載された、口絵・挿絵は、どのように描かれ、印刷されていたのか。小説の内容とどのように関係するのか。
美麗な木版多色摺口絵の味わい方から、新聞や雑誌といった緊迫した制作現場での文章と絵とのぶつかりあいまで、フルカラーの150点を超える当時のイラストとともに紹介。
坪内逍遙、尾崎紅葉、樋口一葉、島崎藤村、泉鏡花といった文豪たちと、渡辺省亭、鏑木清方、黒田清輝、鰭崎英朋ら絵師によるコラボレーションが生んだ、明治文学の知られざる諸相を明らかにする。
『明治文学の彩り口絵・挿絵の世界』刊行にあたって 中島国彦
絵とともにある明治文学 出口智之
第1章 口絵・挿絵とは何か
第2章 作家と出版社の挑戦
第3章 謎の絵
第4章 明治文学の華やぎ
第5章 新聞挿絵の世界
口絵・挿絵という問題系 画文学に向けて 出口智之
レビュー(2件)
色々と検索している中で本書に出会いました。 元々一色刷りの絵以外はカラー収録で、絵の一部が拡大で載っているのが嬉しいです。 渡辺省亭の描いた挿絵が載っていたのが嬉しく、鈴木華邨を知ることもできました。 巻末にデータ付きです。 価格は若干高く感じますが、掲載絵が充実しているので、本書の中身を見れば妥当に思えます。