パンデミック、災害、そして人生におけるあいまいな喪失
: ポーリン・ボス/瀬藤 乃理子/小笠原 知子/石井 千賀子
本書は、COVID-19のパンデミックによって人々が経験した「あいまいな喪失」について、本研究の先駆者であり、第一人者であるポーリン・ボス博士が、独自の視点で書き下ろしたもの。喪失と悲嘆の根幹となる考え方から、パンデミックで顕在化した人種差別問題までを、個人的な体験を詳述しつつ解説している。パンデミックや災害などによる変化とストレスの多いこの時代に、私たちが探し求めるべきものは、喪失の痛みを終結させることではなく、喪失のあいまいさとともに生き、悲しみを語り継ぐなかで、新たな人生の希望や意味を見出すことであると説く。
原書名:The Myth of Closure: Ambiguous Loss in a Time of Pandemic and Change
日本の皆さまへ[ポーリン・ボス]
序文──やわらかい人生論の語りかけ[柳田邦男]
訳者まえがき[瀬藤乃理子]
謝 辞
序 文
第1章 あいまいな喪失
第2章 終結という神話
第3章 未解決の喪失である「人種差別」
第4章 レジリエンス──あいまいな喪失に直面したときの最たる希望となるもの
第5章 「いる」と「いない」のパラドックス
第6章 A and B思考(AもBもあり得るという考え方)
第7章 喪失とともに生きるレジリエンスを高めるための六つのガイドライン
第8章 もし悲しみに終結はないとしたら,通常の悲嘆とはどういうものなのか
第9章 喪失と変化
あとがき
訳者あとがき[小笠原知子・石井千賀子]
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索引
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