ぼくはあなたのものになる。だから、あなたはぼくだけのものになって欲しいー渋谷は松涛に屋敷を構える元侯爵櫻井家の若様、春之は人も羨む美貌の持ち主だ。末っ子として家族中に甘やかされ、友人たちからちやほやされ、気づけば負けず嫌いで、我が侭で、そのうえ傲慢な若様になっていた。そんな春之にはひとつだけ、誰にも知られたくない秘密があった。それは覆面作家、小櫃由布であるということ…。憧れの挿画家・松前千種にいつかは絵をつけてもらいたいと思っていた春之だが、ある日、紳士倶楽部で出逢った見知らぬ男に松前千種の悪口を言ってしまう。ところが、その男こそが松前千種だった。
レビュー(6件)
久しぶりに著者の新作を読みました。以前は解説の多い文体が苦手でしたが、今回のお話はキャラクターや時代設定と合っていて、違和感がありませんでした。イラストがぴったりです。
世間知らずのおぼっちゃま作家と、挿絵画家のお話。お互いがツンデレっぽなあ