この「茗話記」は、国立公文書館のデジタルアーカイブ内閣文庫古文書をもとにして編集したものです。翻刻にあたって、文字や文脈が不明瞭な部分を関西大学総合図書館の許可を得て、特別文庫の「古老夜話・茗話記二巻」により確認いたしました。翻刻のきっかけは、ある時、ネットで「レファレンス協同データベース」の事例詳細に岐阜県図書館からの提供として「石田三成の処刑時のエピソードが載った「茗話記」を読みたいが、翻刻されたものはないか。また「茗話記」収録のエピソードで、三成が勧められて体に良くないからと断ったのは柿(生柿)だったか干柿だったか。」という質問に対して「翻刻についてはやはり記載されていなかった。『国立国会図書館デジタルアーカイブポータル』で検索したが、翻刻版の記載はなかった。」との回答を見たことからでした。誰も翻刻していないのなら、翻刻する価値があると考えたわけです。本書を翻刻してみると、総勢二〇二名という登場人物の多さに驚かされました。人物名については、巻末に索引を掲載しましたので、参照ください。内容も多岐にわたり、とても面白い読み物だと思います。
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