本書は19世紀の建築家レオン・イザベ、ルブラン両氏の設計・製図による『ヴィラ 都市住宅と郊外住宅ー16、17、18、19世紀の様式による現代パリの住居のモチーフ、および、外国の傑出した住宅』(1867年刊)の図版を再編成したものである。本書の図版は、16〜19世紀の様式による住宅建築の雛形であり、原書は19世紀フランスにおける、当時のいわば「住宅カタログ」である。各デザインの様式は時代・地域とも多岐にわたり、寸法付きの詳細な立面図と平面図を掲載している。そこには、主(あるじ)の家族や使用人、芸術家、商人などそれぞれの職業や階級に合った部屋、食堂や図書室など共同生活の場のほか、ギャラリー、テラスなど遊興のための場も見られる。過去の建築デザインや伝統的な貴族住宅の設計を踏襲した本書の作例からは、19世紀当時の人々の志向や暮らし、趣味をうかがい知ることができるだろう。
レビュー(2件)
見取り図としては十分です。色々な邸の間取りが揃っています。 ただし、見取り図と一緒にある立面図、あれは一面だけでなく全方向の絵が欲しかった。 一面だけで一ページ丸々使う必要はない気がする。 三分割、もしくは四分割しても雰囲気は十分掴めたと思う。 それともう少し細かい用語説明や解説があれば良かったかな。 ある程度参考にはなりますが、痒いところに手が届く・・・とまでは残念ながらいかない一冊でした。 でもそういう情報を増量して改訂版を出してくれれば買うかな。
良かったです。
洋館の外観と間取りが見やすいイラストで載っていて、楽しめました。 できれば、内装などの絵や写真があると、より一層嬉しいです。