クリニックや肛門科での診療を一人で担う医師のために,診察から麻酔,注射療法をはじめとする処置と日帰り手術の実際を解説.成書には書かれていない麻酔のかけ方や手順,合併症を起こさないための周術期管理の要点に加え,修練方法や患者対応の勘どころもまとめている.さまざまな修練・経験を積んできた著者のホンネが満載の,肛門疾患診療のために知っておくべきことを学べる実践書である.
0.クリニックの診療と日帰り手術ー本書の基本方針
1.クリニックで行う診察・診断
1. 肛門の外来診療の基本ー日帰り手術も意識して
2. 肛門診察の基本的な流れ
3. ベッドサイドにおける診察の実際
4. 診断とカルテへの記載,患者さんへの説明
2.肛門部の疾患・病態とプライマリケア
1. 常時脱出性疾患
2. 怒責時脱出性疾患
3. 疼痛性疾患
4. 粘液もしくは便漏出性疾患
5. 肛門周囲皮膚疾患
6.その他の肛門部の疾患・症状
3. 肛門部の治療ー日帰り手術を中心に
1.治療法の選択と保存的療法
2.半手術療法
3.手術の術前準備と基本的な手技
4.主な術式
4. 日帰り手術の術前検査と麻酔・術中管理
1.肛門科における麻酔の基本
2. 術前処置と麻酔の説明
3.妊婦,授乳婦,小児,アスリートへの処方
5. 日帰り手術後の肛門診察
1.外科手術後
2.ALTA単独療法後
6. 日帰り手術後に気を付けるべきこと
1.術後Q&A
2.排便ケアと排便コントロール
A.腸内環境をよい状態に保つ
B.排便習慣をよい状態に保つ
C.適切な排便コントロール薬の内服を継続する
D.腸内環境と活性生菌製剤
3.帰宅基準と万が一の備え
A.帰宅基準
B.万が一の備え
付録 よくある患者さんからの質問
コラム 私の肛門外科修行
1アメリカ人の巨大な嵌頓痔核!
2肛門科専門外来を担当ー日帰り手術の発想
3肛門科クリニックを開業ーこんなにわからないことが
4麻酔科の必要枠ークリニックでの手術の必須知識
5匠のワザを盗むー専門施設見学の極意
6専門施設を見学するにはー電話でチャレンジも
7日帰り手術の環境づくりー信頼関係をつくるために
参考動画
1診察室配置とデジタル肛門鏡による診察の様子
2仙骨硬膜外麻酔(診察時の疼痛対策)
3挙筋不全の収縮時・怒責時
4ALTA療法の注射
5炭酸ガスレーザーの使用
6肛門表面麻酔
7仙骨硬膜外麻酔(手術前,腹臥位)
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