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文豪漱石は、座談や講演の名手としても定評があった。身近の事がらを糸口に、深い識見や主張を盛り込み、やがて独創的な思想の高みへと導く。その語り口は機知と諧謔に富み、聴者を決してあきさせない。漱石の根本思想たる近代個人主義の考え方を論じた「私の個人主義」、先見に富む優れた文明批評の「現代日本の開化」、他に「道楽と職業」「中味と形式」「文芸と道徳」など魅力あふれる5つの講演を収録。 1 道楽と職業 2 現代日本の開化 3 中味と形式 4 文芸と道徳 5 私の個人主義
文豪漱石は、座談や講演の名手としても定評があった。身近の事がらを糸口に、深い識見や主張を盛り込み、やがて独創的な思想の高みへと導く。その語り口は機知と諧謔に富み、聴者を決してあきさせない。漱石の根本思想たる近代個人主義の考え方を論じた「私の個人主義」、先見に富む優れた文明批評の「現代日本の開化」、他に「道楽と職業」「中味と形式」「文芸と道徳」など魅力あふれる5つの講演を収録。 1 道楽と職業 2 現代日本の開化 3 中味と形式 4 文芸と道徳 5 私の個人主義
レビュー(107件)
岩波漱石全集を持っていますが、旧くて読みにくいので改めて購入しました。 これはやはり名著ですね。講演なのでかなり読みやすいですが、時代背景を感じさせます。ですが、テーマは今に通じる普遍性があり、漱石の先見の明に驚嘆します。
息子の通学のために買いました。気にいった模様。
読んでみたかった
言葉が難しいです。でも頑張って読んでます。
なんだかよく考えず、勢いで注文してしまったのですが、この本、青空文庫にあるんですね。買う必要が無かったのですが、後の祭りでした。
オリジナル
「関係ない!!私は私よ!!」そんなセリフを何かのドラマで聞いたことがあるような…。それは、個人主義というものです。日本がかつて「お国のために」と人権を日本国に捧げなければいけなかった国家主義時代に、「日本国が大事だからといって個人を犠牲にしてばかりいてよいのか?個人だって大事じゃないか?」を説いた、考え的には坂本竜馬にも似た生き様を綴った内容です。