超音波検査で胎児の障害が判明した夫婦は、妊娠期・出産・育児を通じてどのような心理変化をたどるのか。個々の体験の語りを考察し、よりよい医療的・社会的支援の糸口を探る。
第1章 先行研究の概観
研究1 胎児異常の診断をうけた女性とそのパートナーの支援に関する文献レビュー
研究2 ダウン症児の母親とその家族の経験に関する文献レビュー
第2章 本書における研究の方法論
第3章 女性とそのパートナー(男性)の体験
研究1 口唇口蓋裂児をもつ両親の体験に関する事例研究
--胎児診断から口蓋形成術後の心理変化に焦点を当てて
研究2 へき地で先天性心疾患児を育てる両親の心理的軌跡
--ライフライン描写と語りの分析
研究3 妊娠期に胎児異常の診断をうけた一夫婦の経験に関する現象学的記述
研究4 超音波検査で胎児診断をうけた女性とパートナーの対処行動と情報ニーズ
コラム 母親のメンタルヘルス
第4章 パートナー(男性)の体験ーー子どもの生命の危機的状況のなかで
コラム 男性の育児休暇
第5章 女性の体験
研究1 出生前診断から出産までの「生きられた体験」
--羊水穿刺を経て出産に至ったEさんの語り
研究2 あるダウン症児の母親の語り
--出生前診断と子どもの病い
コラム 卵子凍結
終 章 総合考察
付 録
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