「まだまだこれから、なんだってできるわよ、あたしたち」
照子と瑠衣。ともに七十歳。妻を見下す夫を捨て、
老人マンションの陰湿な人間関係を見限って、
女性ふたりの、逃避行の旅が始まったーー。
痛快で心震える、最高のシスターフッド小説!
「身勝手な女」と呼ばれたって一ミリも後悔なんかしないわ。
照子と瑠衣はともに七十歳。ふたりにはずっと我慢していたことがあった。照子は妻を使用人のように扱う夫に。瑠衣は老人マンションでの、陰湿な嫌がらせやつまらぬ派閥争いに。我慢の限界に達したある日、瑠衣は照子に助けを求める。親友からのSOSに、照子は車で瑠衣のもとに駆けつける。その足で照子が向かった先は彼女の自宅ではなく、長野の山奥だった。
新天地に来て、お金の心配を除き、ストレスのない暮らしを手に入れたふたり。照子と瑠衣は少しずつ自分の人生を取り戻していく。照子がこの地に来たのは、夫との暮らしを見限り、解放されるため。そしてもう一つ、照子には瑠衣に内緒の目的があったーー。
レビュー(89件)
女性なら痛快に感じる部分が多々あると思う。続編も読みたい。楽しかった。愛しいババア共!200歳まで人生謳歌してください!!
早い発送ありがとうございます。なかなか書店に行けないので、欲しい本が見つかって助かります
「テルマ&ルイーズ」の二人より30歳以上年上の二人で、内容をソフトにした物語。 ちょっと都合が良すぎるし、ツッコミどころもたくさんあるけど、楽しくてあっという間に読み終わってしまいます。 今回の小説には「ヘンな人」は出てきません。そこが残念。