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法隆寺金堂の大修理、法輪寺三重塔、薬師寺金堂・西塔などの復元を果たした最後の宮大工棟梁・西岡常一氏が語り下ろした、1988年発刊のベストセラー、待望の文庫化。宮大工の祖父に師事し、木の心を知り、木と共に生き、宮大工としての技術と心構え、堂塔にまつわるエピソード、そして再建に懸ける凄まじいまでの執念を飄々とした口調で語り尽くす。一つ一つの言葉には、現代人が忘れかけた日本文化の深奥がひしひしと伝わってくる。
法隆寺金堂の大修理、法輪寺三重塔、薬師寺金堂・西塔などの復元を果たした最後の宮大工棟梁・西岡常一氏が語り下ろした、1988年発刊のベストセラー、待望の文庫化。宮大工の祖父に師事し、木の心を知り、木と共に生き、宮大工としての技術と心構え、堂塔にまつわるエピソード、そして再建に懸ける凄まじいまでの執念を飄々とした口調で語り尽くす。一つ一つの言葉には、現代人が忘れかけた日本文化の深奥がひしひしと伝わってくる。
レビュー(81件)
日本の伝統建築最期の語り
素材、道具、仕事に対する伝統的な内容は読み終えてから、法隆寺、薬師寺に行ってみたいと思いました。
角が折れたりせず、きれいな状態でした。 中身も汚れはありませんでした。普遍的なことを 書いてある本なので、おすすめです。
どんな自己啓発本よりもこの1冊
宮大工と建築技術の話かと思っていましたが、1ページ目から溢れる金言の数々。木を組む前に人の心を組め、木にも人にもクセがある、そのクセを見抜かなければいいものはできない、など、本当にそうだなとしか思えないことばかりです。 今は何でもかんでもマニュアル通りに動くことを求められていますが、西岡氏の言葉はそんな現代社会に対する警鐘のようにも感じました。 当然ですが各時代の建築様式の違いにも触れており、中学生の時、修学旅行で当時なんの興味もなかった法隆寺に行きましたが、この本を読んでから行けばかなり楽しい見学になったと思います。 また飛鳥時代を治めていた聖徳太子にも興味がわきました。 おそらくどの立場、どの年齢の人にも響く本だと思います。
同名の電子書籍に続き購入しましたが、これが大正解。 電子書籍では潰れていて細部が分からなかったところも確認できます。 木の職人さんとして語られている内容はすばらしいですが、 これから購入されるのであれば、紙本をおすすめします。
面白いです。
他の書店では取り扱っていないので楽天ブックさんで見つけた時は感激! まだ読み終えてはいませんが法隆寺好きにはたまらない内容です。 今度、訪れた時は違う目線で違った魅力を発見できそうです。 直接、西岡さんにお逢いしてお話を聞きたくなりました。 叶わないことですが…。