本書は状態変化の表現方法にまつわる言語間の共通性と多様性をテーマとした論文集である。色が変わる、ドアが開く、目を覚ますといった状態変化事象が、各言語においてどのような文法的手段で表現されるのか。またそこには移動表現との並行性がどの程度見られるのか。8つの言語の研究者たちが、精確な記述に基づいた包括的な類型論的理解を目指す。言語学、特に言語類型論や意味論に関心を持つ学生・研究者にとって必読の一冊。
執筆者(五十音順):石塚政行、印雨キ、氏家啓吾、江口清子、夏海燕、古賀裕章、小嶋美由紀、高橋清子、松瀬育子、松本曜、眞野美穂、山本恭裕
第1章 状態変化の言語表現とその類型論的考察
氏家啓吾・松本曜
第2章 英語の状態変化表現ー〈着座〉、〈覚醒〉、〈開放〉、〈赤色化〉についてー
眞野美穂・古賀裕章・松本曜
第3章 中国語の状態変化表現ー〈清潔化〉、〈覚醒〉、〈破壊〉、〈開放〉についてー
小嶋美由紀・夏海燕・印雨キ
第4章 ネワール語の状態変化表現
松瀬育子
第5章 ハンガリー語の状態変化表現
江口清子
第6章 タイ語の状態変化表現
高橋清子
第7章 イロカノ語の状態変化表現
山本恭裕
第8章 バスク語から見る移動表現と状態変化表現の相違点
石塚政行
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