冬のように寒い十月のある日、日比谷要蔵と横瀬左馬之助が捕まった。
日比谷の剣術道場から鉄砲が三挺見つかり、騒動を起こす恐れありとの理由からだ。
『足柄屋』の与四郎は、二人にそのような思惑はないと信じ、病が良くなってきた女房の小里とともに、日比谷たちの嫌疑を晴らすために奔走する。
一方、日比谷や横瀬とも繫がりのある剣豪・井上伝兵衛にも疑いの目が向けられる。
井上の門人で、『足柄屋』の小僧でもある太助は、同門の本庄茂平次から井上の疑いを晴らすため、噓の証言をすることを頼まれるが……。
江戸の人情を濃やかに描く、傑作シリーズ第六弾の登場!
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