宮崎哲弥氏ほかが以前から推薦していて気になっていたので購入。評判通りジュニア新書と侮るなかれという感じ、ギリシアからレヴィナスまでよくまとまっています。,家内にとって、満足できる内容だったようです。,この本の感想文が息子の冬休みの宿題でした。哲学らしく難しいそうです。,ジュニア新書であるが、大人のほうがより理解できる、判り易い上に、本格的な内容である。まず、ヨーロッパ思想の根幹がギリシャ思想とヘブライ信仰にあるとして、その基となるギリシャ思想(自由、平等、理性)、ヘブライ信仰(神、愛、優しさ)を各思想者の言葉から取り出し解説し、そして近代の哲学へと移り、21世紀の思想のあり方を暗示して終わる。それぞれの思想家の取り上げ方が絶妙であり、理解しやすく、自分自身の思想の根本的な手引書ともなろうかと思う。,文章に硬いところはありますが、芯のある文章で、総じて分かりやすく書かれていると感じました。この分野に興味、関心のある人なら、みなさん最後まで読むことのできる西洋哲学史の本です。こういう本こそ、ジュニア新書というより一般向けの新書に入っているべきと考えます。
レビュー(74件)
定評ある入門書です
宮崎哲弥氏ほかが以前から推薦していて気になっていたので購入。評判通りジュニア新書と侮るなかれという感じ、ギリシアからレヴィナスまでよくまとまっています。
家内の要望で購入
家内にとって、満足できる内容だったようです。
この本の感想文が息子の冬休みの宿題でした。哲学らしく難しいそうです。
ジュニア新書であるが、大人のほうがより理解できる、判り易い上に、本格的な内容である。まず、ヨーロッパ思想の根幹がギリシャ思想とヘブライ信仰にあるとして、その基となるギリシャ思想(自由、平等、理性)、ヘブライ信仰(神、愛、優しさ)を各思想者の言葉から取り出し解説し、そして近代の哲学へと移り、21世紀の思想のあり方を暗示して終わる。それぞれの思想家の取り上げ方が絶妙であり、理解しやすく、自分自身の思想の根本的な手引書ともなろうかと思う。
文章に硬いところはありますが、芯のある文章で、総じて分かりやすく書かれていると感じました。この分野に興味、関心のある人なら、みなさん最後まで読むことのできる西洋哲学史の本です。こういう本こそ、ジュニア新書というより一般向けの新書に入っているべきと考えます。