神をも畏れぬ女商人エーブの謀略を見事に退け、王国と教会による戦争の危機を回避したコルとミューリ。
騒動も落ち着く頃、コルは自らを慕ってくれるミューリとの関係をはっきりさせなければとあれこれ知恵をひねり、ある方法を思いつく。
そして調べもののため、かつて訪れたブロンデル修道院を目指す道中、コルとミューリは行き倒れの少年ローズと出くわすことに。彼はミューリの尻尾が飛び出るほど高名な聖クルザ騎士団の見習い騎士で、世界最強の騎士団が、悪名高い“薄明の枢機卿”のせいで壊滅状態だと訴えてきてーー!?
一時の休暇のはずが、またしても大事件勃発のシリーズ第5弾!
レビュー(7件)
2021年005冊目通算1517冊
2021年005冊目通算1517冊。宗教としては正しい。兄妹としては正しいかもしれない。では男女なら?進展があるのは喜ばしいが、手放しでは喜べないストーリ。一方で本編では踏み込めなかった獣の化身関係の話は秀逸。お伽話のような世界の謎が解き明かされることで、世界は変わるかもしれないし変わらないかもしれないが、時代は動くのでしょう。獣は想い出され教会は廃れるかもしれませんが、祈りを信じる者が救われる世界であればいい。信じる者が救われない世界に銅貨ほどの価値があるのでしょうか?