【POD】萩原健一と沢田研二、その世紀 〜涙のあとに微笑みを〜
2019年3月26日にGISTでこの世を去った萩原健一。その瞠目に値する活動の原点はグループ・サウンズ・ブームである。ザ・テンプターズのボーカリストとしてデビューした萩原と人気を二分したのが、ザ・タイガースの沢田研二であった。グループ・サウンズ全盛期には雑誌で対談し、交流を深めていく二人。だが1971年に結成されたPYGでは両雄並び立たずの状態になり、沢田はソロ活動、萩原は俳優としてそれぞれの道を歩む。それでも彼らの道程は人生の折に触れて交差していく。その一例、2人が共演した伝説の名作、『太陽にほえろ!』第20話「そして、愛は終った」を本書では多角的に検証している。その他、様々な資料を提示しながら2人が活躍した60年代、70年代、80年代を活写。インタビューパートでは、映画『もどり川』で共演した蜷川有紀と、まさに同時代を生きた猪瀬直樹、また俳優としては先輩格にあたるウルトラマンのスーツ・アクター古谷敏、そしてテンプターズ時代に少年期の萩原健一をプロデュースした本城和治の貴重な証言を収録。後世に残すべき芸能界黄金期の記録、萩原健一・沢田研二論の決定版。
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