海外に出かけテロリストの人質になると「自己責任」論が叫ばれる一方、甲子園球児の不祥事が発覚するとそのチームが不出場となるように「連帯責任」の縛りも強い。若者は、社会から同時に押しつけられる「責任論」とどう対峙すべきなのか? 自由に生きる道はあるのだろうか? 丸山眞男、和辻哲郎、高橋哲哉、加藤典洋、ロールズ、アレント、レヴィナスらのテクストを読み解きつつ、日本社会における匿名性の可能性と限界について考察するフリーター系社会超批評。作戦名は「ウーティス(誰でもない)」。
序 ウーティスという責任
第一章 日本の無責任
第二章 間の熟読者たち
第三章 ペルソナの逆説
第四章 演劇モデルを反駁す
第五章 匿名の現代思想
第六章 正義と第三者
第七章 そしてヴェールへ
第八章 楽しいテクスト論
レビュー(0件)