最初の目次案の作成から7年,ようやくここに本書の完成をみた.2部全22章構成の大著となった.感慨無量である.その意味で本書は,日本哺乳類学会の総力を結集した日本哺乳類学百年の学術白書であり,研究的自画像である.日本での哺乳類学の歴史を振り返り,次の百年に向け新たな研究の飛躍と発展を目指す若き哺乳類研究者たちの一里塚になれば幸いである.-「刊行のことば」より一部抜粋
日本哺乳類学会は日本哺乳動物学会と哺乳類研究グループが合流・合併してできた学術組織であり、.日本哺乳動物学会は1923年に設立された日本哺乳動物学会に端を発します。それから100年。本書はその記念事業として発刊されたもので、関係者必読の1冊です。
第1章 日本哺乳類学会の歴史的あゆみ
第2章 日本の哺乳類学の源流
第3章 日本の哺乳類学の黎明
第4章 アジアの中の哺乳類学,過去・現在・将来
第5章 日本人と哺乳類ー日本列島の環境史
第6章 現代の哺乳類像
第7章 化石からみた哺乳類の進化
第8章 日本の哺乳類の分類学と生物地理学
第9章 方法論からみた哺乳類の種認識
第10章 博物館・動物園と哺乳類の学の交錯史
第11章 外来哺乳類の歴史
第12章 哺乳類化石の研究史
第13章 感染症の哺乳類学
第14章 実験動物としての哺乳類
第15章 畜産動物の研究と展開
第16章 捕鯨とその資源管理
第17章 哺乳類を対象にした生態学のあゆみ:応用から基礎へ
第18章 群集の中の哺乳類
第19章 動物社会の研究史
第20章 野生動物の保全と管理
第21章 亜熱帯生態系の哺乳類研究
第22章 北方生態系の保全と大型哺乳類の研究
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