モダニズム建築は、これまで豊饒な建築物を生みだしてきた一方で、つくる側/つかう側という分断を生みだしてきました。その亀裂をまえにして、「空間になぜ名前があるのか?」「空間になぜ私たちは名を与えるのか?」という原初的な問いに立ち戻り、新たな建築言語をさぐる思索的エセー。
第1部 対比にあらがって
1 もっともあなたに近い名づけはあなた自身の名である
2 家屋文鏡と家の名づけ
3 要素と構成──物と見方1
4 切断と連関──物と見方2
5 対象と環境──物と見方3
6 重なり──物と見方4
7 上と下を向いて歩こう
第2部 重なりをさがして
8 建築で考えることと言葉を設計することとについて
9 物の虚実
10 物の所有
11 物の様式
12 物の集まり
13 空間の名づけ──建築家のことば1
14 かたちの名づけ──建築家のことば2
15 尺度の名づけ──建築家のことば3
第3部 新たな重なりをめざして
16 夢の空間の名づけ──ユートピア
17 遊びの空間の名づけ──秘密基地
18 アナロジーとシャーマン
19 虚/実の都市──名づけの批評軸1
20 虚/実の空間──名づけの批評軸2
おわりにかえて 次の重なりに向けて
あとがき
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