多種多様な人物との出会いから生まれた交響や共鳴、あるいは摩擦が、やがて鷗外の豊かな創造への道程を切り開くことになる。
凡 例
一 愕堂・魯庵・紅葉と鷗外の交響ーー鷗外宛書簡に見る出会いのドラマ
二 文学者鷗外の出発
三 鷗外、初期文学評論活動の一側面
四 「文学と自然」論争における鷗外ーー「「文学ト自然」ヲ読ム」の残した課題
五 「明治二十二年批評家の詩眼」における鷗外と忍月
六 鷗外・逍遙対立の淵源
七 鷗外と廃娼問題
八 森鷗外と久米桂一郎ーー学問と芸術の交響
九 森鷗外初期の文体意識
十 「舞姫」における文語文体再生の背景
十一 〈合評〉という名のドラマーー「三人冗語」「雲中語」の鷗外
十二 小倉時代、鷗外の一面
十三 明治文学における〈浦島説話〉の再生ーー露伴、鷗外、逍遙を中心に
十四 明治四十二年、鷗外の一面ーー小説の方法への模索
十五 金井湛の〈詞〉意識ーー「ヰタ・セクスアリス」論のために
十六 「青年」論ーー構造上の破綻をめぐって
十七 「高瀬舟」を読むーー庄兵衛の眼差しが捉えたもの
十八 翻刻「護持院原の敵討」森鷗外自筆原稿
原題・初出一覧
あとがき
索 引
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