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迷い道の人生、絵本創作の原点…… 『だるまちゃんとてんぐちゃん』など、数多の人気絵本を世に送り出してきたかこさとし。19歳で敗戦を迎え、態度を変えた大人に失望した著者は、「子どもたちのために役に立ちたい」と、セツルメント活動に励むようになる。そこでは、絵本創作の原点となる子どもたちとの出会いがあったーー。 国民的人気絵本作家が、自身の人生について初めて語った記念すべき自叙伝。 サラリーマンとの二足のわらじ生活、自身の子育て、震災と原発事故を経て思うことなど、 秘話が盛りだくさん! 絵本に込めた願い、尊敬してやまない子どもたち、「生きる」とはどういうことか……柔らかい口調そのままの文体で読みやすく、深い含蓄のある言葉に励まされる内容です。 『ぐりとぐら』で知られる中川李枝子さんが、かこさんとの知られざる邂逅について綴った文庫解説も必読! 90歳の絵本作家が全ての親子へ贈る、希望の未来のメッセージです。
レビュー(56件)
おじいちゃんから聞くような感覚というか・・・。上手く語れませんが、とても優しい気持ちになれる本です。うちの子供たちもだるまちゃんと育ちました。
かこさとし氏の自伝的な本です。だるまちゃんは一応氏によればモデルが居るようですが、それは作者でもあり子供達でもあり、私達なのかもしれません。 かこさとしファンはもちろん、子供と関わる仕事をしている方々にも読んで頂きたい本ですね。