動物の「心」は人間から類推できる/すべきものなのか。動物の行動実験や脳研究から比較によってヒトの心に迫ろうとしてきた著者が、心理学に巣くう擬人主義がなぜ問題なのかを解き明かし、心の多様性への理解を促す警鐘の書。西欧的人間観の終焉、無脊椎動物や植物についての議論など約100頁増。
まえがきーー反擬人主義の旗の下に
序 章 擬人主義のなにが問題か
第1章 類似性と擬人主義ーー面妖なり観相学
第2章 ダーウィンをルネ・デカルトは知らざりき
第3章 哀れなり、ラ・マルク
第4章 ダーウィン、ダーウィン、ダーウィン
第5章 ウォレス君、何故だ
第6章 元祖「心の理論」--ロマネス、モルガンの動物心理学
第7章 ドイツ実験心理学の栄光と賢馬ハンスの没落
第8章 新大陸の動物心理学
第9章 行動主義宣言!
第10章 花盛りの動物心理学ーー新行動主義の栄光
第11章 行動分析とスキナーの孤独
第12章 比較認知科学ーー忍び寄る擬人主義
第13章 「人間」の終焉と比較認知科学の完成
第14章 擬人主義、ロマン主義、浪曼主義
第15章 擬人主義を排す
第16章 動物の哲学
第17章 無脊椎動物に「心」は必要か
第18章 植物に「心」は必要か
第19章 機械に「心」は必要かーーヒトとの共生
終 章 心とはなにか
自著解題
あとがき
増補改訂版あとがき
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