「生命というのは、ひっきょうメロディーにほかならない。日本ふうにいえば“しらべ”なのである」--世界に名を馳せた天才数学者にして、稀有な思想家でもあった岡潔。科学、芸術、教育、文化論など、多岐にわたるテーマで展開する論考は、ユニークかつ本質に迫るひらめきに満ちている。生命とは何か、自己とは何か、そして情緒とは何か。縦横無尽な思考の豊かさを余すところなく堪能できる、幻の名著。解説・茂木健一郎
はしがき
春風夏雨
生命
無明
自己
人の世
不可知
不可知、無所得
絵画
湖底の故郷
胃潰瘍
六十年後の日本
片雲
環境
ふしぎ
有情
頭
自己
民主主義
義務教育
本
非行少年のゆくえ
欲情
中学校の一情景
教育と農耕
憲法の前文を読んで
自由意志
博愛
関心
先入見
創造
善行
再び自己について
生命観
愛国
日本の現状
解説 茂木健一郎
レビュー(12件)
真善美の分からなくなった世界
満州事変や、第一、二次世界大戦を経て著者が心配した教育の事や、世相の事について書かれた本。 今の時代もそうですが、真善美が分からなくなっている。理想が無ければ、向上も無い。現代は理想が経済(=金)になっており、人や、動物や、自然を抜きに世界が回っているような気がする。