春 都会のキノコ
夏 別荘は公園のベンチ
秋 町のハト
冬 雪に消えた町
春 ハチ療法
夏 土曜の午後、太陽と、砂と、まどろみと
秋 お弁当箱
冬 高速道路ぞいの森
春 おいしい空気
夏 牛とすごした夏休み
秋 毒入りウサギ
冬 まちがった停留所
春 川のいちばん青いところ
夏 月と《ニャック》
秋 雨と葉っぱ
冬 スーパーマーケットへ行ったマルコヴァルドさん
春 けむりと風とシャボンの泡
夏 都会に残ったマルコヴァルドさん
秋 がんこなネコたちの住む庭
冬 サンタクロースの子どもたち
作者による解説
訳者あとがき
レビュー(18件)
面白いことは面白いが・・・
子供(と大人)に質の高い書物を楽しんでもらうための最大限の配慮がなされていますが、この作品に関しては、イタリアの平均的国民像(それも数十年前の経済が低迷していた頃の)が分かっていないと、プロットを追って楽しむことはできても、その裏にある風刺や哀しみを理解することは難しいのではないかと思います。したがって、子供よりも大人向け。 翻訳が、21世紀風であることに若干の違和感を覚えます。若い読者に親しみをもってもらうことが最優先課題なので、やむを得ないのですが・・・。イタリア映画の黄金期に出てきたような庶民の可笑しくも哀しい暮らしを描いた本作品としては、ちょっと時代の独特の匂いが薄いかな、と。