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深海生物圏研究室に勤務する西 乙女は、休暇を取って 久しぶりに弟の甲太郎と再会する。深夜25時の海辺にて乙女が甲太郎に見せたの は、貝に侵食された自分の姿だった。(『25時のバカンス』) 土星の衛星に立地する「パンドラ女学院」の不良学生・ナナと奇妙な新入生との交流 を描く。(『パンドラにて』)天才高校生が雪深い北の果てで、ひとりの男と共同生活を始める。(『月の葬 式』)。以上3編を収録! ロングセラー作『虫と歌 市川春子作品集』を描いた市川氏が放つ、およそ1年ぶりの最新作!! 深海生物圏研究室に勤務する西 乙女は、休暇を取って久しぶりに弟の甲太郎と再会する。深夜25時の海辺にて乙女が甲太郎に見せたの は、貝に侵食された自分の姿だった。(『25時のバカンス』)土星の衛星に立地する「パンドラ女学院」の不良学生・ナナと奇妙な新入生との交流 を描く。(『パンドラにて』)天才高校生が雪深い北の果てで、ひとりの男と共同生活を始める。(『月の葬式』)。 25時のバカンス〔前編〕 25時のバカンス〔後編〕 パンドラにて 月の葬式
レビュー(188件)
美しく優しい物語。 ファンタジーだけど、あまり違和感なく受け入れられました。
表題作品の姉と弟のお話がいちばん素敵でした。宝石の国から興味を持ったのですが、市川春子先生は「人ではないもの」や「欠けたもの」に魅力を感じられる作家さんなんですね。どのお話も少しこわいけれど、独特な空気感で美しかったです。
天才すぎる
宝石の国を読んで市川先生の他の作品も読んでみたくなって購入しました。 表現するのは下手くそなので上手く言えませんが、市川先生はやはり天才ですね。 読んだ後、呆然としてしまいました。
ずっと気になっていたので読めて良かったです。綺麗で残酷で不思議な世界観ですね。
市川春子さんの世界
奇妙な世界とその中の人間模様の描写が素晴らしいです。エロティックかつグロテスクな描写も素敵です。