「光復」後も困難な政治状況が続いた台湾社会で、近代化ゆえに弱い立場におかれた民衆の現実を温かい眼差しで見つめながら、老若男女の悲哀と喜び、苦難と希望をユーモアあふれる筆致で描き続けてきた黄春明(1935年〜)。1960年代以降の現代台湾文学を牽引し、世界各国語に訳され愛されてきた作家の代表的な短編小説10篇と、訳者によるインタビューなどを収録する格好のセレクション。
道路清掃人夫の子供
「城仔」下車
青番爺さんの話
溺死した老猫
海を訪ねる日
坊やの大きな人形
今や先生
花の名前を知りたい
死んだり生き返ったり
人工寿命同窓会
児童劇 小李子は大騙りではない 筋書
インタビュー 1 龍眼の熟する季節
インタビュー 2 わが文学を語る
黄春明の眼差し──社会的弱者・ユーモア・文明批判(西田 勝)
編注
編訳者あとがき
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