店舗開業したものの「思い描いていたものと違った・・・」こんな結果に直面する開業者は多いものです。世の中では独立開業を果たし、すでに店舗を持っている人は大勢いますが、人生のうち何店舗も立ち上げる人は決して多くはないでしょう。ほとんどの人の開業の経験は、人生一度きりの挑戦だったりするでしょう。だから世の中の開業実経験者でも決して店舗開業には精通してはいないということです。世の中で店舗開業件数が多いということは、もちろん店舗開業に携わるプロも存在します。現在、店舗開業の専門家として活動する筆者は、もともと店舗デザイナーとして店舗開業に長年携わり、ありとあらゆる業種の独立開業や出店事例を身近で見てきました。当然、「店舗開業のあたりまえ」をよく知っています。そんな実例の中には、開業して長年繁盛し続けている店もあれば1年未満で退店してしまう店もある、また開業すら実現しないまま終わってしまう事例も沢山ありました。さて、なぜ短期間で退店することになるのか?ここには明らかに原因があります。すべては「開業に関する知識不足・準備不足」です。ほとんどの開業者は、独立出店を安易に捉え甘く見ているということです。プロの視点からすれば「なぜ、そんな“あたりまえ“のことを事前に考えなかった?」と言いたいところですが、開業する誰もが素人なのだから、知らなくて当然といえば当然です。しかし独立は、今まで従業員としての仕事より倍以上多い業務を担う経営者になることです。今までがどんなに有能でも開業に関しては超初心者です。開業で避けて通れない要素である物件の探し方と選び方、融資のこと、そして開業までの進め方、順番、とにかく出店までの濃密な道のりは知らないことだらけのはずです。そして開業後の将来、実際の経営において、特に開業初期に起こりうる様々な混乱や悩みの数々。直面する出来事は全て初体験となるはずです。それなのに多くの開業者は計画の立て方、進め方、行動の順序など、基礎的な判断基準を一切持たないまま、ただ勢いと気合だけを頼りに「なんとかなるだろう精神」で無謀な行動をするのです。この本は、店舗開業の実務的なノウハウや開業までの攻略方法をお伝えするマニュアル本ではなく、あくまでも開業計画に着手する前の段階の「独立・開業・出店における基礎中の基礎」をたくさん助言する本です。読めば恐らく「なんだ〜聞けばあたりまえのことばかりだわ」と思うでしょう。しかし、この「あたりまえ」を一切視野に入れずに無謀な計画を進める人があまりにも多い。この本での数々の助言は中規模、大規模企業の出店向けではありません。あくまでも個人の人が志すような小さなお店の独立開業を対象とした“おたすけ基礎ノウハウ集”にしてあります。本書を通して「店舗開業のあたりまえ」にあらためて目を向けて頂き、ご自身の今後の店舗の独立・開業・出店、そして生まれて初めて踏み出す運営への考え方を真剣に見直してください。店舗開業、決して失敗しないように!ご自身が目指す理想の未来を確実に得られるように!この壮大な理想を実現させるため、この本がお役に立てれば幸いです。
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