日清戦争では砲術家、日露戦争では連合艦隊参謀長として名望を集めた加藤友三郎。第1次世界大戦期には8年にわたり海相を務め、巨大な「八八艦隊」作りに奔走する。だが大戦後、ワシントン会議に全権として参加すると、軍縮支持へと真反対に舵を切る。首相就任後は、軍縮推進、普選を支持したが病に倒れた。本書は、世論や政党政治の台頭を理解し、戦前唯一、国際的視野から軍部大臣への文官任用さえ模索した軍人政治家の生涯を描く。
【目次】
はじめに
第1章 海軍軍人への道程
第2章 日清・日露戦争への出征ー連合艦隊参謀長へ
第3章 八八艦隊予算の獲得へー海軍の利益追求
第4章 ワシントン会議全権ー1921〜22年
第5章 軍部大臣改革を目指すー帰国後、海相として
第6章 内閣総理大臣としての1年2ヵ月
おわりに
註 記
参考文献一覧
あとがき
加藤友三郎 略年譜
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