近年,発達障害児・者への心理アセスメントとして,知能指数や発達指数の評価だけでなく神経心理学的アセスメントによる評価が求められている。また,認知症性疾患の増加や,その前駆状態ともいわれる軽度認知障害(MCI)との鑑別などの際にも詳細な認知機能の評価を求められる。
2015年に刊行された本書の初版で,臨床現場でよく使用される神経心理学的アセスメントの概論および高次脳機能との関連も含めた総合的な神経心理学的アセスメントの解釈法について症例を交えて述べた。今回の第2版では初版の内容を見直し,新たに開発された神経心理検査や日本語版として標準化された最新の検査も紹介している。終章の「神経心理学的検査報告書の書き方」では,報告書と検査内容の具体例を追記してより実践場面で使いやすくなるよう工夫がなされた。
神経心理学的アセスメントに関わる医師,公認心理師,臨床心理士,作業療法士,言語聴覚士,看護師など専門職の方々だけでなく,神経心理学的アセスメントを学ぶ学生や大学院生にもお薦めしたいハンドブックである。
第1章 神経心理学的アセスメント概論
第2章 脳科学概論
第3章 利き手検査
第4章 全般的知的機能検査
第5章 前向性記憶機能検査
第6章 行動記憶検査
第7章 逆向性記憶機能検査
第8章 注意・集中機能検査
第9章 視空間認知機能検査
第10章 遂行機能検査
第11章 前頭葉機能検査
第12章 意思決定機能検査
第13章 失語症検査
第14章 感覚機能検査
第15章 意識障害検査
第16章 定性的アセスメント
第17章 神経心理学的検査報告書の書き方
レビュー(2件)
専門書のようです
第二回公認心理師試験の自己採点にがっかりして、こちらを購入しました。医療従事者です。ですが、冒頭からあちこちと文章が飛び、どうにも読み進めません。画像も小さすぎて良くわかりません。専門家が見ればわかるのでしょうが、これで理解できるのは医師だけではないでしょうか?これほど小さな画像の集団がオブジェ化しておりもったいないです。もう少し少なくて良いので大きな画像を載せて欲しいものです。後、ほぼすべての文章に「○○であろう。(〇〇2018)言えよう、なろう、だろう」となっているのもわかりにくいです。購入の目的であった諸検査は多種、大まかな概要は掲載されていました。もう少し読めばもっとよく理解できるのでしょうか?活字を追うのが精いっぱいな感じです。