戦災で失われたとされる枡目描きによる伊藤若冲幻の大作《釈迦十六羅漢図屛風》。昭和初期の展覧会図録にモノクロ写真だけが残るこの失われた作品を、様々な資料とともに詳細に読み解き、デジタル技術を用いてどのような姿であったかを甦らせた、“イメージの冒険”の全貌。
一八世紀の若冲は、二一世紀の復元屛風をどう見るだろうか(山下裕二)
はじめに
第一部 伊藤若冲《釈迦十六羅漢図屛風》について
伊藤若冲とは
府立大阪博物場と《釈迦十六羅漢図屛風》
白黒図版の素性
釈迦十六羅漢図
枡目描きについて
《釈迦十六羅漢図屛風》のありよう
第二部 復元を考える
屛風の大きさ
樹花鳥獣図屛風
配色の手掛かり
白黒写真から考える
配色設計
第三部 《釈迦十六羅漢図屛風》を再生する
復元作業に向けて
方眼層
骨描き層
地色層
方形層
小方形層
仕上げ層
検証・調整
印刷と表装
完成
《釈迦十六羅漢図屛風》復元図
おわりに
主要参考文献
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