ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VIII 太宰治にグッド・バイ(8)
太宰治の遺書とみられる文書が、75年ぶりに発見された。太宰本人の筆である可能性が高いことから筆跡鑑定が進められていたが、真贋判定の直前に仕事部屋で起きたボヤにより鑑定人が不審な死を遂げる。李奈が真相究明に乗り出すが、同時期に本屋大賞にノミネートされた同業者の柊が行方不明になったことで、胸中は穏やかではない。太宰の遺書と気鋭の作家の失踪に関連は? そして遺書は本物か? 手に汗握るビブリオエンタメ!
解説 西上心太(書評家)
レビュー(14件)
これはオススメできないね
今回は過去イチでつまらなかった。 まず太宰治の新たな遺書なんて、いくらフィクションといえど偽物に決まっているので、そもそも謎になってない。 そして取ってつけたような作家の失踪事件。 さらにその作家に対して、主人公が取ってつけたような恋愛感情をみせる。 柊って今まで出てきたっけ? まったく記憶にないんだが。 極めつけに、無理がありすぎる真相。どんな密室トリックかと思ったら、そんなことか。 犯人の行動にも疑問点がたくさん。どうやって殺したのか。死体をどこに隠していたのか。非力な女一人で可能とは思えない。 次回予告もなかったので、たぶんこれでシリーズ完結かな。 飽きてきたしちょうどよかった。