[商品について]
ー河童とは、いったい何なのかー
河童(かっぱ)。それは現代の日本人に最も親しまれ、もてはやされ、愛されている妖怪である。このことは「河童巻き」や「屁の河童」、「おかっぱ」など、その名前が人々の日常に溶け込んでいることからもわかる。本書は、古くから日本人の好奇心をあおって止まない河童について、民俗学固有の方法によってその考察を試みた一書である。--河童はいったいどこからやって来たのか。人々にどんな悪戯をしかけ、どんな恵みを与えるのか。そして河童とはいったい何なのか……。豊富な資料や日本全国から収集した伝承をもとに、愛すべき妖怪・河童の世界を紐解く。
[目次]
1 河童は生きている
2 河童の民俗学
3 河童の起源
4 駒を引く河童
5 肝を抜く河童
6 相撲を好む河童
7 富を授ける河童
8 キュウリを好む河童
9 アイヌの河童
10 南島の河童
101 昔話の中の河童譚
あとがき
新版に寄せて
【参考・引用文献】
著者紹介
[担当からのコメント]
民俗学的視点から本格的に河童のことを解き明かした本書。専門的に妖怪や各地の伝承を学んでいる方はもちろん、少しでも河童に興味がある方なら、全国から収集した河童の目撃談や相撲にまつわるエピソードなどは読んでいてワクワクするはずです。河童のことを知りたいすべての人におすすめの1冊となっています。
[著者略歴]
石川純一郎(いしかわ・じゅんいちろう)
1935年大阪生まれ。72年国学院大学大学院博士課程修了。
現職ー常葉学園短期大学教授,日本民俗学会理事,静岡県文化財保護審議会委員,静岡県立大学講師。
専攻ー日本民俗学・国文学・口承文芸。
著書ー『地蔵の世界』(時事通信社)『天竜川ーその風土と文化』(静岡新聞社)。〈共著〉『ブナ帯文化』(思索社)
主要論文ー「山村生活と風土ー飛驒白川郷・越中五箇山の焼畑農耕を中心にー」(九学会連合・日本の風土調査委員会編『日本の風土』所収),「地域民俗研究の構想ー山岳斜面集落を対象とする民俗誌的アプローチの課題と方法ー」(桜井徳太郎編『日本民俗の伝統と創造』所収)。
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