うつ病、貧困、自殺未遂、生活保護、家族との軋轢、周囲からの偏見のまなざし……幾重にも重なる絶望的な状況を生き延びてきた著者。彼女のサバイバルの過程を支えたものはなんだったのか? 命綱となった言葉やひととの出会い、日々の気づきやまなびを振り返る体験的エッセイ。精神を病んだのは、貧困生活に陥ったのは、みんなわたしの責任なの?──苦難のフルコースのような人生を歩んできた著者が、同じ生きづらさを抱えている無数のひとたちに贈る「自分で自分を責めないで」というメッセージ。
深い思索に裏打ちされた体験記は、どんな専門書より参考になる
──信田さよ子(公認心理師・臨床心理士)
「死にたい」の一言に隠された膨大な気持ちの奔流を、こんなにも代弁してくれた一冊はない
──鈴木大介(文筆業)
1 精神病院の病棟から
精神病院の病棟から
私たちは弱さゆえにここにいる
いつでも死ねるんだ
世界に色彩が戻った
広いこの世界で私たちだけ
2 当事者の立場
私ではなく、「問題」が問題なのだ
精神障害者に雇用を
当事者の家族
薬の副作用の話
アルコール依存症かもしれない
私、アスペルガーな気がする
向谷地さんからもらった言葉
3 排除された存在
あの男に「死んでもいい」と思われた私
兄の結婚
元ホームレスの人との食事会
エロ表現は規制しなくていい
生活保護の理想と現実
「精神病新聞」のころ
4 絶縁した父の話
絶縁した父の話
5 カンパネルラのように
私と同じ名前の女の子
この日々が長く続くことを
私の銀河鉄道の夜
レビュー(0件)